現役引退

とうとう最後の試合を終えた。
厳密に言うと、もう一試合あるけど、それはおまけのデザートみたいなもん。

最後の試合、結局脚の痺れも痛みも消えず、腰は疼痛から側弯した状態、これはいけないと先輩の病院でL3/4とL4/5のブロック注射を頼むも、上の先生に止められて片方しか打ってもらえず試合に突入という感じだった。
痛いけど、たった3投、決勝までいけたらもう3投、とりあえず脚なんかどうでもいい!って投げてたはずなのに、どれも決勝に行けなかった。
覚悟はしていた、最後かもしれないから一投一投周りの景色を確認し、心のなかに焼き付けた。
悔いのないよう、フォームチェックもし、全力で投げた。
、、、でも、やっぱり辛いもんだね、決勝にいけないってのは。
去年まであそこには僕がいて、今年は僕の席はない。

泣かないと決めていたのに、最後の砲丸が終わり、応援のもとに挨拶をしに行くと、すっげぇ後輩がたくさんいて、その中でも一番俺のこと心配そうに見てるやつがいて、いつものように明るく「ごめん、決勝行けんかったわぁ(笑)」みたいに言おうと口を開いた瞬間泣いちゃって、その後輩も泣きながら「力になれなくてすみません」なんて言うしさ、、、そんなことないよ、お前らのおかげで最後の試合に出ようって決めたんだ、本当にありがとう、って伝えたかったけど、そんな声も出なかった。

自分のために泣いてくれる後輩がいてくれて、そんな出会いがあって、それだけで陸上やってて本当に良かった。
記録は微妙だけどさ、こんな後輩に囲まれたラストもなかなか悪くないね。
あぁー、書きたいことなんか山ほどあるけど、書ききれないわ。


とりあえずは、これからしばらくは今まで逃げてきた勉強に力を入れますか、卒業もヤバイことだしさ(笑)