試合を終えて

試合からかなり経っちゃったけど、一応書こう。

この間の試合は、一年生からずっと出てきた試合で、たくさんの思い出が詰まってる。
大学で初めて出た試合だった。
2年の時には、初優勝と大会新を出して、男子フィールド優勝もし、その日の夜は先輩方と騒いだ。
3年の時、部活がとても盛り上がってる年で、男子総合優勝を果たした。
4年の時に、転機は訪れた…陸上に真剣に取り組む先輩方がいなくなり、昔の盛り上がってた時と比べてしまい部活が好きになれず、陸上を4年で辞めると決めたのも、この試合だった。
4年の夏に膝の靭帯をやり、先輩方にベストを出して報告をしてから引退するのが筋だろうと思い、続けることを決め、4年の冬に分離症で立てなくなった。
5年のこの試合は、痛みとの闘いだった。でも、出たら出たでやっぱり楽しくて、この時に陸上が本当に好きなんだと実感した。この年、再び男子フィールド優勝に返り咲いた。
6年になる前に、僕は1つのワガママを後輩に言った…最後の試合だから、男子フィールド優勝を取りたい、って。
僕のワガママから、短距離の後輩は投擲にエントリーして、土曜の午後に一緒に練習もしてくれた。
試合が始まってからは、一競技一競技が楽しく、一投一投がすぐに過ぎていった。あの1日で、何度後輩と握手をし、手を叩き、喜びを分かち合ったことか。
個人の結果は、砲丸が大会新で優勝、円盤とハンマーも優勝だったが、自分の実力以上の結果が出せたのは、みんなのおかげだったと思う。
そして、みんなで勝ち取った男子フィールド優勝、これ以上ない試合内容だったな、本当にありがとう。

一度は絶望した部活だったけど、今では大好きな仲間に囲まれて、続けてて本当に良かった。
みんなにありがとう、って感謝の気持ちでいっぱいだな。
多分、一生忘れないよ、今回の試合は。
枕元にある、後輩からのプレゼントの男子フィールド優勝の楯を見つめながら、もうしばらく余韻に浸ろう。