あと45歩

この間、腰から脚にかけて激痛が走って、ヤバイなぁって昨日近くの整形行ったら、俺の腰椎6mmほど滑ってたらしい。
それだけじゃなく、明らかに症状が強いから、MRI撮ったらヘルニアが再発(去年の症状は分離症からではなく、ヘルニアからきたものらしかった)してて、一発でドクターストップ。
相手も呑気でさ、半年間休めば大丈夫、来年頑張ろう!なんて無責任に言ってきてさ、、、俺今年で卒業だし!!って心の中で叫んでた。
俺は自分でどんな表情してたか分からないけど、相手はこちらの気配を悟り、どうしても出たいの?って聞いてきてさ、当たり前だろ!!って頭ん中ですっげぇ反響するくらい叫んでたけど冷静に、はい、って答えた。
自分でも調べてたから、神経根ブロックとか聞いてみたりして、相手もようやく真剣に考えてくれて、一週間の保存療法で様子見て、良くならないならブロック注射しよう、ってなった。
もちろん、最後まで渋られたし、ブロック注射しても根本的な解決にならないし、しばらく練習できなくなるのも知ってる、けど最後の試合を諦められなくて、こっちも必死で粘った。

今日の朝起きて、激痛が走って、少しも動きたくねぇ、って思いながらも痛み止なきゃ眠れもしないから歯くいしばって起き上がった。
受験生だし、練習できない今のうちに勉強しとかないとなぁ、って椅子についたら、また激痛で10分も座ってらんなくて、すぐにベッドに横になった。
正直、一ヶ月半で治るのかなぁ、なんて考えて、この痛みがあったら投げれないよなぁ、なんて考えて、もう腐ってた。
そしたら、投擲の後輩から急にラインがあってさ、大丈夫ですか?試合はどうします?何に出るんですか?って聞いてきてさ、出れるなら全部出てーわ!!って半狂乱になりながら、マジで脚が痛い!!なんて率直な感想送っちゃってた。
後輩からの次のラインが、個人的なわがままになりますが、先輩と一緒の競技に出たいです、って送られてきて、完全に涙腺崩壊。
そういえば、一年半前もそうだった、腰と脚の痛みから部活辞める、って言って、嘘ですよね、って後輩から送られてきたときに、こいつはまだこんな俺を信じてるのか、ならもう一回頑張ろう、って思わせてくれた。
今回も、今まで先輩らしいことしてやれなかった俺と一緒の競技に出たいって言ってくれて、こんな腐ってた俺を立ち直らせてくれた。
結局俺は後輩気質なんだな、誰かに背中を押してもらわなきゃ立ち止まる。

正直、昨日から頭ん中真っ白になってて、まだ脚も腰も全然痛いけど、もう悩まない。
足踏みしてる暇なんかない、これが最後の45日間なんだ。
今に始まった不平等じゃない、この状況でベストを尽くそう。